[00:15.72]手足二つずつ生えている程度じゃ
[00:18.91]愛せるものも二、三で それが
[00:21.57]バカみたいに増えれいくようだと
[00:24.20]捨ててかなきゃ行けないね
[00:26.58]だから沢山愛せるようにと
[00:29.01]意地汚いの僕は ある日
[00:32.32]不器用な自分を愛するのは
[00:35.23]止めにすると決めたんだ
[00:37.19]僕は
[00:48.34]神様から授かったこの生命を
[00:51.15]母から受けた生命を 僕は
[00:53.60]人並みには使えましないので
[00:56.42]今朝のゴミに出しました
[00:58.71]誰にも期待なんてされずに
[01:01.58]いよいよ開演を迫られて
[01:04.04]ついに幕をあげた人生劇場
[01:07.17]客もいないままに
[01:09.09]かなしみのなみにおぼれる
[01:29.77]どうもこの心は重症らしいが
[01:32.73]市販薬も効かねえし それに
[01:35.48]恥ずかしながらこの生活では
[01:38.14]医者に頼る金も無い
[01:40.30]だからぽっかり開いた傷口は
[01:42.91]疾うの昔に爛れて ある日
[01:46.23]傷口から垂れてた虚しさが
[01:48.89]ゲロ吐くように溢れた
[01:51.35]教室の隅で読書をする
[01:53.69]凛とした長髪のあの子は
[01:56.67]僕が恋してると囃し立てられて
[01:59.62]いじめに遭いました
[02:01.42]かなしみのなみにおぼれる
[02:16.71]始発の小田急が毎朝僕を
[02:19.78]怒鳴りつけては
[02:21.42]飛び起きた僕の一日を今日も
[02:24.98]轢き殺してく
[02:27.25]生きるために 食べるために
[02:30.00]大事な物を売り過ぎたようで
[02:32.61]いつまで経ってもこの大きな穴は
[02:35.67]湛(たた)えられやしない
[02:37.73]かなしみのなみにおぼれる