君の背中にそっと触れた
冷たい夜の風の中で
言葉なんていらないくらい
ただ二人、夜に揺られていた
夜の淵に咲いたまま
消えそうな夢を抱いて
僕たちは、何を求めて
この暗闇に身を投げるのだろう
君が見つめた月明かりが
僕の影を浮かび上がらせる
行き先もないこの想いに
名前なんてつけられないままで
何度も夜に溶けて
消えたいと言った君の声
心が壊れるほどに
僕はただ、君を見つめていた
行き場のない光たちが
闇に飲まれて消えるまで
僕たちは息を潜めて
夜の底に沈んでいく
もう一度、夜を超えて
君と夢の続きを見たい
夜の淵で泣いたまま
君が笑う、その日まで