月影差しぬ深き森
露の滴る草の葉よ
静寂包む風を裂き
我が息ひそかに響きけり
風よ、誘え宵の彼方へ
月よ、導け白き道を
星影瞬く夜の果てまで
我は翔けり、森の子として
枝間を渡る影の舞
遠く囁く川の音
命灯しぬ瞳には
夢路広がる彼方を追ふ
風よ、誘え宵の彼方へ
月よ、導け白き道を
星影瞬く夜の果てまで
我は翔けり、森の子として
森の命と共にあり
時を忘れて駆けゆかん
やがて来たる朝の光も
夢の続きと知るばかり
宵の風、森を渡りて
我が想ひ、永久に消えじ
影ひとつ、静かに消え行く
されど魂、月に残さむ