同じ呼吸を始めたのに どこで価値の色が変わった? まるで初めから決められたように なぜかこの命が値踏みされていく その手は『何かを殺める』ためじゃなく 『誰かに差し伸べる』ためにあったのです 遥か遠い空に飛び立ったその足は 本当は『夢に近づく』ためにあったのに その口は『傷つける』ためのものじゃない その目は『真実を見つめる』ものだったはず その耳は『好きな音を聴く』ためなはず その心は『憎しみ』を生むためのものじゃない 愛しきこの体は他の誰でなく 産声をあげた時、愛はあったはずなのに 愛しきこの命の価値が今揺らいでる 本当は包まれたかった 『あなた』の愛に その手は『何かを殺める』ためじゃなく 誰かを『守る』ためにあったはずなのに 遥か遠い空に飛び立ったその足は 本当は『夢に近づく』ためにあったのに 本当は『歩んでいく』ためにあったのに