SOUNDQUAKE

SOUNDQUAKE

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新作「SOUNDQUAKE」はドラム.NAOKIの脱退、OKKYの通過、Uの加入などを経験し、彼らが改めて「NICOTINEらしさとは?」を問い質した......

新作「SOUNDQUAKE」はドラム.NAOKIの脱退、OKKYの通過、Uの加入などを経験し、彼らが改めて「NICOTINEらしさとは?」を問い質したアルバムの様な気がする。 NOFXやNO USE FOR ANAMEを彷彿とさせる90年代のメ路ディック.パンクをベースに、ガンズやNIRVANAなど80年代中期から90年代前半のアメリカを象徴 するようなサウンドを、古い引き出しから引っ張り出してきてもいる。 9曲目のMY ARMSなんて、どこかPRETTYMAIDSのPLEASE DONT LEAVE MEを思わせるようなイントロが入る、切ないハードロックバラードだ。 そして歌詞も、ココ最近にはなかった甘酸っぱいラブソングだったり、青臭い応援歌であったりする。 ノスタルジー?確かに己を振り返ってはいるだろう。 本作にはOKKY,NAOKIと歴代のドラマーが総動員しているのみならず、SKY RECORDSから巣立ったELLEGARDENのTAKAHASHIもCAMPUSとSUMMER RAINで 叩いてるし、どこか同窓会的なノリもあったかもしれない。 しかし、Shunpにとってこのアルバムは「挑戦的」なのだそうだ。 15年目にして、彼らが初めて取った精神的な意味での「セルフ.パロディ」なのかもしれない、と思うと確かにこのアルバムは挑戦的な作品であると言えよう。 そして、それを単なるパロディに終わらせず、新しいものとして作り買えたのもまた、NICOTINEの新興勢力であるShunpとUの力が大きく関わっているのだ。 さあNICOTINEの第三章がここに始まる。 その狼煙で揺れるライヴハウスのフロアを、まずは「SOUNDQUAKE」で想像するとしよう。