いしだ壱成、香取慎吾、反町隆史、桜井幸子などが出演したTBS系金曜ドラマのサウンドトラックである。音楽は、大貫妙子、エポ、中山美穂、都はるみ、中森明菜などの作品を編曲しており、作・編曲家として著名な千住明が担当している。 印象的なのは、さまざまなバージョンで収録されているカーペンターズのナンバーである。彼のルーツでもあるこの曲は、ときには懐かしく、ときには悲しく、またときには明るく響き、このドラマのテーマでもある「青春」「友情」にフィットしている。『高校教師』『人間・失格』と次々と青春の問題作を描いてきた脚本家の野島伸司が,その三部作の最終章として描いたのが『未成年』だった。本作は同ドラマのサントラ盤。美しくも儚いストリングスの調べが,青春のほろ酸っぱさを想起させてくれます。