肉声

肉声

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編曲:友川かずき(2・8・10・13)友川かずき/石塚俊明(1・4・12)勝呂和夫(3・5・6・9・11・13)友川かずき/武市昌久(7)プロデューサー:友川かずきディレクタ......

編曲:友川かずき(2・8・10・13)友川かずき/石塚俊明(1・4・12)勝呂和夫(3・5・6・9・11・13)友川かずき/武市昌久(7)プロデューサー:友川かずきディレクター:中村博明ミキサー:伊藤史夫イラストレーター:安西水丸デザイン:アイランズ録音場所:音響ハウスセカンド・アルバム。今では歌われることはなくなってしまったが、冒頭曲「おじっちゃ」は友川かずきを知ろうと思ったらどうしても聴いておかねばならない貴重な曲。裏ジャケットに写真も掲載されている「おじっちゃ」こと児玉利道氏は友川かずきの母方の祖父であり、育ての親でもある。友川かずきはこの歌について、児玉氏が亡くなったとき「もうどうしようもなくて作った歌」と1993年のインタビューで語っている。また、歌わなくなったことについては、「歌い殺した感じ」とも語っているが、吉沢元治とのインプロビゼーション(ライブ)では確かに「おじっちゃ」と叫んでいた。恐らく本人は意識していなかったと思われるが、それが「ヤマウタ」へと発展していった点が興味深い(『まぼろしと遊ぶ』の解説を参照)。このアルバムで感動的なのは「似合った青春」「歩道橋」と続く辺り。この辺は、若かった当時だからこそ作り得た名曲という感じがする。ちなみに、「似合った青春」は近年のステージでも歌われているが、現在(1998年)のバージョンにはサビがない。「歩道橋」には演劇的なカタルシスがある。「自動車~弟、友春君への詩」の朗読へと展開していくこの曲は、弟が留置場に入れられていたときに作ったものだという。