北海道の酪農学園大学で出会った4人の少年が、大志を抱きバンドを結成したのが今から15年前。そして、メジャー・デビューの切符を手に入れたのが10年前のこと。そんなTHE イナズマ戦隊にとっての節目を記念して、これまでリリースしてきたシングル17曲すべてをコンパイルした『シングルコレクション』がリリースされる。「こうやって改めて聴くと、面白いですよね。その時々のメンタルの状態が手にとるようにわかるというか(笑)。去年あたりから、周りに言われるようになって、って自分でも思ったりして。それこそ、青春パンク・シーンの中でデビューしたバンドで、ここまで続くとは誰が思ったでしょうね」そうバンドのフロントマン上中丈弥が言うように、デビュー当時、隆盛を極めていたと呼ばれたシーンの1バンドとして捉えられていた彼ら。それは、イナズマ戦隊の音楽にあるというメッセージや、という言葉が、図らずもそのシーンを表現するキーワードとリンクしていたことが大きい。しかしバンドが鳴らしていたのは、若者の心の叫びをのせた日本語パンクではなく、泥にまみれた日々の中で生まれる涙と笑い、そして切なさをのせたエンターテインメント性の高いロックンロール。このシングル集からは、それがブレることなくずっと彼らの核にあり、明日へ向かうための勇気を聴き手にもたらしていたことが伝わってくる。幾度となく壁にぶち当たりながらも、メンバーチェンジもなく信じた道を突き進んできた4人は、これからも情熱をガソリンに、涙と笑いの人生を音楽にしていく。「同じ場所で同じ楽しみを見つけて、同じことで感動して。4人とも、このバンドをやってることが一番楽しいんですよ。それが、たぶん15年続けてきた原動力なんでしょうね。で、これからも何の疑いもなくずっとやり続けていくと思ってるし、もはやイナズマ戦隊っていうバンドは、自分にとっての誇りでもありますから」