内容（「CDジャーナル」データベースより）ザブリリアントグリーンのプロデュースなどを手がけた佐久間正英と元一風堂の土屋昌巳、元JAPANのミックカーンなど、豪華なメンツが揃ったスーパーユニットが放つ初アルバム。内容 (「CDジャーナルレビュー」より)意外なメンツが集まって意外な結果をはじき出した。ベテラン音楽家にして長らく日本のロックにさまざまな形で絡んできた名プロデューサー、佐久間正英(g、key)が仕掛けたこのプロジェクトに集まったのは、英国の心を持つ日本人=土屋昌巳(g)と屋敷豪太(ds)、日本の心を持つ英国人=元JAPANのミックカーン(b)、そして日本と台湾で活躍する才女ビビアンスー(vo)という一癖も二癖もある面々。しかしそれ以上に、そこから生まれたのがシンプルな躍動感と情をくすぐるメロディを持つ端正なポップ音楽であることが、彼らの過去と現在の名声を考えれば考えるほど“コロンブスの卵”的快挙に思えてくる。柔らかいポップ音楽の中、土屋\u002F屋敷\u002Fカーンが随所で実にらしいプレイを聴かせてくれるのにもニヤリとさせられるし、ブラックビスケッツのイメージからは窺い知れなかったビビアンの謎めいた存在感にも趣がある。親しみやすさと奥深さが同居する不思議なポップマジックだ。 (平野和祥) --- 2001年05月号